
「白人をせ」黒人民族主義を掲げる極左躍進へ…「多人種共生」揺らぐ南ア
引用元: ・お前らが黒人を甘やかしたせいで「白人を殺せ」運動が始まる
22日、南アフリカ・ケープタウン近郊での集会で、演説中に喝采を送るEFFの支持者ら=ロイター
「我々が権力を握れば、土地を強制収用する。白人の土地は全て我々のものだ」
ジュリアス・マレマ氏(ロイター)
この町は白人が黒人よりも先に住み着き、人口の6割以上を占める。マレマ氏は、ワイン生産の恩恵で豊かな暮らしぶりの白人を「人種差別主義者」と非難、「我が党はこの場の女性に家を買ってあげることもできる」と気勢を上げた。
「黒人のための南ア」の実現を目指す黒人民族主義を掲げ、暴力も辞さない過激な街頭運動や「白人をせ」との主張など人種対立をあおる手法が特徴だ。選挙戦では、白人の土地の強制接収のほか、富裕層地区への黒人貧困層向け住宅建設などを訴えている。
最大都市ヨハネスブルクの高級ホテルで働く黒人男性は「(EFFは)人種差別と戦ってくれる」と支持理由を語った。国内では、経済低迷にコロナ禍が追い打ちをかけ、失業率は3割超で高止まりしたままだ。アパルトヘイトからの黒人解放運動を支援したキューバや中国がもたらした社会主義思想への親近感も加わり、EFFのポピュリズム的主張は貧困層だけでなく、都市部の若者や学生にも支持を広げつつあるようだ。
市民団体代表のフィル・クレイグ氏は本紙の取材にこう語った。「ANCなどの社会主義的な勢力が統治する南アとは違う道を歩むべき時だ。数年以内に住民投票に持ち込みたい」
残当
◆「虹の国」の理念 …人種別に居住地を定めるなどして少数派の白人政権が多数派の黒人を差別したアパルトヘイト(人種隔離政策)撤廃後、ネルソン・マンデラ元大統領が掲げた多人種共生の理念。多色の虹になぞらえ、「南アはそこに住む全ての人に帰属する」との主張を示した。
アメリカにも飛び火しろ暴動起こせ
それ見ながらぬほど笑わせてもらうわ